千年の長い歴史をもつ表忠寺の背面に聳え立つ載薬山(主峰:須彌峰1,018m)は嶺南アルプス山群の一つです。獅子平のすすき畑と湿地が見渡せ、山容もゆるやかで家族や友達と気軽に山行に出かけられる美しい名山です。 特に最近、密陽八景の美しい景色を誇る獅子平の広いすすき畑と湿地を復元して、韓国の高山湿地の中でも最も広い湿地に出会うことができます。 最近はオルムコルケーブルカーを利用して気軽に山行できるようになりましました。 近くにはオルムコル、ホバクソ、表忠寺、層層瀑布、金剛瀑布など数多くの観光名所があり、須彌峰、獅子峰(1,189m)、観音峰、弥勒峰、陵洞山、神仏山、霊鷲山に続くすすき畑の稜線は、秋の山行の趣が感じられる最高の癒しの道です。
標高674mの萬魚山8部稜線に位置している萬魚寺は、駕洛国首露王が創建したという記録が『三国遺事』に伝えられ、韓国古代仏教の南方伝来説を裏付ける伝統刺殺で、多くの伝説といろんな不思議な現象をもっています。ここは長い日照りが続くときに雨乞いの儀式を行っていた場所で霊験があるとされ、『世宗実録地理誌』によると新羅王が供仏をしていた処でした。また、これと共に『三国遺事』には棟梁宝林が文を捧げたが、高麗明宗10年(1180年)に建立して三層石塔(宝物第466号)を建てたという。 昔、東海竜王の息子がもうすぐ自分の寿命が尽きることを感じ、川向こうの無隻山いる神僧を訪れ、生き直す場所をお願いしました。神僧は龍王の息子に道を進んで止まったところがその場所であると教えて。龍王の息子が旅立つと、たくさんの魚の群れが彼の後を追ったが、彼が止まった場所が萬魚寺です。萬魚寺に着くと彼は大きな石仏へと変わり、彼の後を追っていた魚の群れもそれぞれ大小の石になったという伝説があります。
終南山は密陽市の中心部にそびえる山です。東には萬魚山、北には華岳山、西には火旺山と霊鷲山、南には徳大山が屏風のような山容をなしています。元々この山は紫閣山と呼ばれていたが、密陽の南側にあることから南山と呼ばれるようになり、さらに終南山へとその名を変えられたようです。終南山山行のハイライトは頂上からの眺めです。終南山西面の島村・三門洞を包む密陽江と洛東江が出会う悠長な流れと広い野原、そして嶺南アルプス山群が広がる頂上から眺める風景は素晴らしいものです。山行を始めて、3時間ほど汗をかきながら登ると密陽市街地と洛東江の原が一目で見渡せる稜線に着きます。ここからもう少し登っていくとツツジ群落地の頂上部です。春になると咲き乱れ、大人の背丈を軽く超える高さのツツジはまさに壮観そのものです。山行中に林道に出会う地点が多くて道を探しやすく、いつでも下山できるので、初心者でも気軽に登山をすることができるところです。牛嶺山(中峰)に向かう道は岩稜区間があって注意が必要ですが、岩稜を迂回することもできます。